コンサルタントに依頼するときのリスク(後編)

From：経営コンサルティング担当
大坪拓摩

今日は前回に引き続き、
コンサルティングを依頼するときのリスクについてのお話です。

前回の２つは

リスク１）手法専門のコンサルタントに依頼する

ビジネスにおいて手法はたくさんあるんだから、
正しいメッセージは、正しい手法で送ろう。

「好きな外人がいるなら、好きな気持ちを日本語の手紙で書くな」

ということと、

リスク２）業界専門のコンサルタントに依頼する

コンサルティングファームの担当者レベルのように
数百万払って他人のテンプレートを使っても上手くいかない。

ビジネスは押さえるとこ押さえたら楽ですが、
他の人のマネだけで成功できる楽さはありません。

という事実をお話しました。

今日は、
残りの「リスク３」と「解決策」についてお伝えします。

リスク３）偽物のコンサルタントに依頼する

これは多いですね。

最近はコンサルタントを養成する講座というのを
開いてらっしゃる方が多いので、
たくさんのコンサルタント（と名乗る人）がいます。

「習うだけでコンサルタントになれるよ」につられた人が
クライアントを簡単にゲットできるツールを手に入れた。

だからクライアントも騙されるという恐ろしい仕組みです。

講師のコンサルタントは知識も経験も豊富ですし、
それに伴って結果も出せることが多いです。

しかし、その技術を部分的に習っただけの素人が
同じ結果を出せるはずがありません。

それでも、講師が使うクライアント簡単ゲットツールは優れているので、
ダマされるビジネスマンが後を絶たないのは理解もできるはずです。

これを書いている自分も
この文章をどこからかコピペしていたら
「この人なら大丈夫そう」と依頼してしまいますよね？

そんな感じです。

自分の場合は直接話してもらえれば、
知識と経験とノウハウの量から大丈夫だと安心してもらえるので
うそはありませんが、そんな偽物が多いことは事実です。

自分はデザイン会社の経営者でもあるので、
よくコンサルタント（と名乗る偽物）から
制作の依頼も来るのでハッキリ言えますが、

80%は偽物です。

制作の依頼の内容からして成果は出ません。

その先にいるクライアントの為と思って
そういう偽物にもアドバイスしてしまってますが、
内心は「あなたのコンサル、偽物ですよ！」と言いたい気持ちです。

ただ、これはビジネスモラル上できません。
未だに悩んでしまいますが、

唯一の解決策として、
二度目の依頼を受けないか、
うちが代わりに入るという形をとっています。

まとめ：解決策は「自らの力」をやしなうこと

今回お話したどの失敗方法も元をたどれば
自ら考えることを辞めた人間が引き起こした問題です。

経営者の仕事で大切なことの１つは「マーケティング」です。

これを他力本願にしたのでは、
失敗のゴールしかないレースを走るようなものです。

本物のコンサルタントに依頼するにしても
頼りきるのではなく、自分の思考と手法は正しいのか
などをガイドしてもらうという考えでいて欲しいです。

もちろん依頼があれば全力ですが、
やる気のないクライアントには
「社員や家族の為にももっとガンバって！」と伝えてみて、
変わらなければ躊躇無く切り捨てます。

やる気のある経営者との仕事はとても楽しいです。
うちのコンサル成功率が高い理由はそのお陰でもあります（笑）

あなたが、誰かにコンサルを頼むか頼まないか自由です。

しかし、学習と成長に対しては選択の自由はありません。

失敗の少ない経営者になりたいなら
マーケティングやセールスは学びましょう。

ビジネス書を読むのが苦手とか、
活字そのものが読めない、などの理由があるなら
うちのマーケティングセミナーや塾などで
効率よく成長してもらえればと思います。

儲かる経営者がもっと増えて
日本の経済がもっと活性化するように、
あなたがその１人になってくれるよう祈ります。

前回の記事を読んでいない方はこちらから
前回：コンサルティングを依頼するときのリスク(前編)

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