ありえへん店員とビジネスの優先順位

今日は楽天市場の運営代行の打合せで表参道へ
From:大坪拓摩

打合せも順調に進み、今月から1年請け負うことに、
どうもよろしくお願いします、、と気分よく帰り途中

社員の兄弟がオススメというレストランでランチを食って帰ることに。

ところがランチには少し早めの時間で、
そのとき11時20分、
店のオープンが11時30分でした。

今日は湿度も気温も超高い、、
(大坪は寒いのはいくらでも平気ですが、暑いのはとても苦手です)

すこし歩いただけで汗をかいてしまい、
早く店に入って涼しさを感じながら水を飲み
すこし早めのランチを楽しむモードに。

さて30分オープンで現在20分。
10分前ですが、店内の準備も終わっている様子で、
入口のドアも開いている。

ドアを開けてすこし身を入れたところへ店員さんがニッコリやってきた。

苦手な暑さのなか、来てくれたお客さんをねぎらう笑顔。

「すいません。11時30分オープンなんで、もう少し待っていてもらっていいですか?」

ん?

なんで?

店内とくに問題もなさそうだけど、、聞き間違い?

まぁ一旦落ち着いてドアの外に戻り、ドアを閉めたものの
暑い、暑すぎる、10分くらい耐えられるかと思ったけど
もんっっっのスゴイ暑い。

店員さんも外の天気わかってんだから、10分くらい許してくれるだろうと
再度ドアを開けて入ってみると、さっきと違う店員さんがニッコリやってきた。

「すいません。11時30分オープンなんで、もう少し待っていてもらっていいですか?」

ん?

なんで?

聞き間違い?

そこで私は申し訳なさそうな低姿勢で、お願いしてみた。
「すいません。外がすごい暑いのでドアの前でいいので入って待ってても良いですか?」

店員さんも入口の周りを見渡し、準備ができていることを確認し、笑顔で言った。
「すいません。あと10分なんで、もう少しだけ外で待っていてもらっていいですか?」

ん?

バカなの?

ここの店員バカなの?

するとさっき来たもう一人の店員がやってきたので、もう一度お願いしてみた。
「すいません。外がすごい暑いのでドアの前でいいので入って待ってても良いですか?」

この二人の店員は顔を見合わせ、そして店員は苦笑いで言った。
「すいません。オープンまで外で待っててもらっていいですか?」

ん?

バカなの?

ここの店員みんなバカなの?

少し腹が立つが、10分くらい私はガマンできるだろうと一旦ドアの外に。
だが、暑い、暑い、暑すぎる!!!

同行した社員と顔を見合わせ、「他の店にしよう」

想像できると思うが即同意。

そこで自分が表参道で一番好きなレストランに移動。
無事席につくことが出来て、美味しいランチにありつけたのですが、、

あなたの会社は大丈夫ですか?こんな社員いませんか?

経営者ならここで彼らが逃した利益、計算できますよね?ピークより30分程度早い来店なので、回転有りと考えて売上げは2倍、
FLコスト(フードレーバーコスト)はほぼ同じでイタリアンなので60%と想定。

たった10分だけ早く来てしまった客を追い出すことにより、利益は半減。

どうですか?想像してみてください。
あなたの店のスタッフが、会社の社員が、利益を半減させています。
どうするべきですか?

あなたは違うと思いますが、
ここで「クビにする」と思ってしまった方、この問題の原因はあなたかも知れません。原因は経営者、現場責任者にあると思った方は分かっていますよね?

原因はスタッフに優先順位を理解させていないこと

つまり、なぜこんなことが起こっているかというと、
このお店のスタッフたちは仕事の優先順位で
「お客の要望=利益」より「開店時間」を高いと思っているから。

あなたは従業員に優先順位を伝えていますか?

口から出るコトバはそれなりでしょうが、行動もそうなっていますか?

もし、行動が顧客を優先していなければ改善すべきで
行動が顧客を優先していたのなら、それはあなたの教育が素晴らしい証拠です。

利益を優先するならば、お客の要望を優先すべきで、
開店時間なんて気にしなくて良い。

もし、「ちょっと早いんでオーダーは10分待ってくださいね」と言って、
席に通して冷たい水を出してくれたらどうだろう?

私もあなたも間違いなく「ありがとう」と言うし、
私なら店オススメの1番高いコースを頼むか、追加でデザートを注文するだろう。

それによって店員はとても気分良くなるだろうし、
そうならないような状況は私は絶対に作らない。

つまり、この店は責任者や経営者の怠慢により、
お客さんを満足させて感謝されるという仕事の1番の楽しみを感じさせることをせず、
スタッフの二次的満足を下げてしまっているというのが実情である。

お客さんの要望の優先順位を上げるために

だから私はクライアントの制作を担当した、デザイナーやスタッフには
いつもお客さんの満足や感謝の言葉を共有しており、
クライアントの代わりに差し入れを買ってあげたりする。

社員は道具ではない。
社会から見たらいち歯車でしかないが、
会社にとってはいち人間である。

歯車には設置した時点で優先順位が決められているが、
人間には優先順位は伝えなければいけない。

そうすれば、
あなたのビジネスには楽しいことしか起こらないだろう。

大坪拓摩

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